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2004.5.22
              
JASVA半導体ベンチャー起業塾がスタート、第1回セミナーを開催

━━ 飯塚哲哉氏と佐々木譲氏が登場、ベンチャー起業の思いを熱弁 ━━
 日本での半導体/ディスプレイ関連ベンチャー起業を促進、支援するために、JASVA正会員であるベンチャー企業経営者からの起業にまつわる講演と、支援者側の実務内容説明のセミナーを3回にわたって開催します。
  本起業塾の特徴は実際に起業家/VB経営者の方にトピックに関する実体験をお話いただき、来場者にリアリティを持っていただいたあと、その解決方法としての支援者側の方法論を理解することでリスクをどのように回避していくかを理解してもらう点にあります。
第1回プログラム    2004年5月22日(土) 13時〜16時, 霞ヶ関ビル25F
13:00-13:15 JASVAの紹介                (釜原紘一 JASVA事務局長)
13:15-14:00 「ニッポン半導体、急上昇のカギはベンチャーにあり」
                      (泉谷渉氏 半導体産業新聞編集長)
14:00-14:10 休  憩
14:10-14:55 「ベンチャー起業と言う挑戦」
            
(飯塚哲哉氏 ザインエレクトロニクス椛纒\取締役)
14:55-15:40 「起業〜IPO〜現在〜将来」   (佐々木譲氏梶@アクセル代表取締役)
15:40-15:50  Q & A
15:50-15:55 主催者からの案内
           司会:泉谷渉氏

  5月22日(土)に東京・千代田区の霞ヶ関ビルにて、第1回半導体起業塾が開催されました。土曜日の開催にもかかわらず60名以上の参加申し込みがあり、そのうち約30名が非会員からでした。これほど多く非会員の方が参加したJASVAのイベントは過去にありません。
セミナーでは最初に半導体産業新聞・編集長の泉谷渉氏が「ニッポン半導体、急上昇のカギはベンチャーにあり」というタイトルで講演し、次いで、ベンチャー創業者であるザインエレクトロニクス椛纒\取締役/JASVA会長の飯塚哲哉氏が「ベンチャー創業という挑戦」というタイトルで講演を行いました。また潟Aクセル代表取締役佐々木譲氏が「起業〜IPO〜現在〜将来」というタイトルで講演され、会社設立に到る経緯やその時の思いなどをザックバランに講演され、参加者に強烈な印象を与えていました。講演後の質疑応答では切実な内容も含め、大変活発な議論が交わされました。
起業塾で講演する飯塚会長

    尚、第2回は6月19日に開催されましたが、その内容紹介は次号で行います。
    また、第3回セミナーは7月24日に同じく霞ヶ関ビルで行われます。
2004.6.19
JASVA半導体起業塾の第2回セミナーを開催
━ 資金調達セミナーと事業戦略構築セミナーの2部構成で実施
          ■■■ JASVA第2回半導体ベンチャー起業塾 ■■■
                 「資金調達/事業戦略構築について」

日時:2004年6月19日(土) 13時〜17時
場所:霞ヶ関ビル25F (中央青山監査法人会議室)    東京都千代田区霞ヶ関3-2-5 
プログラム:
■ 第1部 「資金調達セミナー」
              〜起業後に、どのような資金調達を行えばいいのか?〜
13:00-13:45  「NEDOのベンチャー企業への研究開発助成制度について」
      安永裕幸氏 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
                 企画調整部総括課長 
13:45-14:30  「VCが投資したい企業とは?」
      堤 孝志氏 三井住友海上キャピタル(株) 投資部次長   

 「VC投資のフォロー体制」
      本村 天氏 (株)ジャフコ 第二投資本部 アシスタントマネージャー
14:30-15:15  「投資の鍵は顧客開拓」
      中井純氏 (有)イノベーション・フロント 代表取締役
15:15-15:30 休  憩
■ 第2部 「事業戦略構築セミナー」
               〜起業後に、どのような戦略をたててビジネス進捗をしていくか?〜
15:30-16:15  「これからのハイテク・ベンチャー企業」
     吉田健人氏 (株)システム・ファブリケーション・テクノロジーズ代表取締役
16:15-17:00  「大企業の事業戦略、VBの事業戦略」 
          佐藤登志氏 日本テキサスインスツルメンツ(株)
          DCESカンパニーカメラ&TV携帯電話事業部
          プロダクトマーケティンググループ主事
           司会: 釜原紘一 (JASVA事務局長)

  半導体ベンチャー起業塾の第2回目が6月19日(土)に東京・千代田区の霞ヶ関ビルで行われた。今回から起業に関する実務セミナーも加えている。第1部は「資金調達セミナー」として次の講演が行われた。
1) 「NEDOのベンチャー企業への研究開発助成制度について」
     講師:安永裕幸氏(NEDO技術開発機構企画調整課長)
  ベンチャー企業に利用できる主な制度、NEDOとしてベンチャー企業の方々にお手伝いできる事 などについて懇切丁寧に説明。また電話番号やメールアドレスを示して、困った事があればいつでも相談OKとのこと。

2) 「VCが投資したい企業とは?」
      講師:堤 孝志氏(三井住友海上キャピタル鞄且装博汳キ)
  投資したい企業として人的資源、事業機会、投資条件が優秀且つ相互適合している事、急成長が見込める事を挙げ、技術が優れているだけでは十分ではないことを強調。VCから見た好ましい経営陣(走りながら考えられる等々)、妥当な投資条件とは、等を説明。


3) 「VC投資のフォロー体制」
     講師:本村 天氏(潟Wャフコ第二投資本部)
  投資前後のフォロー体制として、事業計画書作成支援、Co−Investorの紹介、コア人材の補給、販売ルートの開拓、ビジネスパートナーとのアライアンスを示し、実際の支援例を3件取り上げて説明。
4) 「投資の鍵は顧客開拓から」
     講師:中井純氏((有)イノベーションフロント)
  大企業のソニーからスタートし外資系企業、ベンチャー企業の経営に豊富な経験を持つアイピーフレックス椛O社長である中井純氏の講演は、期待に違わぬ大変示唆に富むもの。内容は以下の目次から想像されたし。
・「ベンチャーは成功の花道」    ・「VCは投資したがっている」
・「投資決定までの流れ」       ・「投資を断る理由」
・「経営力は売れる製品と顧客開拓にあり」
・「ベンチャー成功のための理論は存在する」
・「パラダイムシフトはトルネード」     ・「公的資金は活用すべき」。

起業塾で講演する中井氏
(イノベーションフロント)

第2部は「事業戦略構築セミナー」として次の講演が行われた。
1) 「これからのハイテク・ベンチャー企業」ハイテクベンチャービジネス「成功の輪廻のために...」 
        講師:吉田健人氏 潟Vステム・ファブリケーション・テクノロジーズ 代表取締役
  吉田さんはNECに9年間在籍の後、平成2年にNECを退社、会社設立を2回も経験し、3回目として平成15年に潟Vステム・ファブリケーション・テクノロジーを設立、と言う経歴の持ち主。
  市場の変化を起こす[日本発新規事業」の立ち上げ、ベンチャーの増殖、エンジニアの地位向上、成功の輪廻により強い日本を!ということを企む。
  レストラン型企業とベンチャー企業、ハイテク・ベンチャー起業スタイル、シリコンバレーのベンチャーと日本の中央研究所、ハイテク・ベンチャーと大学、ベンチャー企業の連鎖(買収を前提としたビジネスモデル、ベンチャー同士のM&A等、)について述べる。
  シリコンバレーではベンチャーが買収される時、複数の新たなベンチャーが誕生しベンチャーが増え続けるが、一方で複数のベンチャーが大手に買収される事によりベンチャー企業の収束が行われる。結果としてベンチャーの数が過多にはなっていない、人材の流動性が極めて高い。
 日本でも成功体験が成功を呼ぶようにならないか? 起業で難しいこと(人・物・金)、潜在的な企業の評価、イニシャルバリュエーション等日本においてベンチャーが増殖しない要因を指摘しこれらの打破を訴える。

2) 「大企業に事業戦略/VBの事業戦略」
    講師:佐藤登志氏 日本テキサスインスツルメンツ梶@プロダクトマーケティンググループ主事
  佐藤さんも東芝、東京精密、NIFベンチャーズ、日本TIと大変バラエティに富んだ経歴の持ち主。
以下講演内容の見出しを紹介すると・・
 ・事業戦略とは何ぞや? その定義、理論・手法、3つの基本戦略、
 ・ベンチャーとは何か? ベンチャー企業の常識とベンチャーキャピタルの常識、
 ・大企業とベンチャーの強みは? 半導体ベンチャーの戦略(前提とモデル)、成功の要因、ケーススタディ、ピーター・ドラッカーの言葉、ナポレオンの言葉、「ビジョナリーカンパニー」より。
  最後に「戦略」はあくまでも個々の企業で異なるものであり、具体的な内容については個々の企業についてケースバイケースで考えるべきと指摘。
   JASVA半導体ベンチャー”創業支援チーム”設立のお知らせ
  日本半導体ベンチャー協会(JASVA)では、 半導体/ディスプレイ関連ベンチャー起業を促進、支援する
 ために、 JASVA正会員であるベンチャー企業経営者からの企業にまつわる講演と、 支援者側の実務
 内容説明のセミナーを5/22、6/19、7/24の3回にわたって 開催いたしました。 ( 詳細 )

  本セミナー終了に続き、JASVA内部に「創業支援チームを設立」し、JASVA個人会員を中心とする起業
 希望者に対して実際の創業支援を行います。

◆◆◆ 創業支援チームの概要  ◆◆◆
相談受付 開始: 2004年8月16日(月)〜
相談内容 : 当面下記項目に限らせていただきます
@ 資金調達
A 事業戦略・事業計画
B IP・知的財産
C 起業実務
D 労務実務
E 法務実務
F 税務実務
G 株式公開実務
支援対象 : 起業を予定するJASVA個人特別会員(原則)
支援方法 :
  1)支援希望者はJASVAの窓口(support@jasva.org)にメールにて相談内容を記載し申し込む。

  2)支援チーム内で相談内容を吟味し、対応を次のいずれにするか決める。

    (1)支援チームメンバーで対応できるもの
       @相談者にメール等で回答するか、内容によっては面談する。
       A相談は原則として無料。
      尚、この対応では満足できないもの、あるいは解決できない場合は次のステップに進む
      事とする。

    (2)専門家による対応
       @専門家の力が必要と判断されるものは、相談者の了解のもと然るべき専門家を
         紹介する。
       A内容に応じ、相談者と専門家との間でNDAを結ぶこととする。
         その内容についてはJASVAは責任を持てませんので、御承知置き下さい。
         また問題が生じた時もJASVAは責任を持てませんので、御承知置き下さい。
       B相談は有料とするが、その額は別途相談の上定める。
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2004.7.24
JASVA半導体ベンチャー起業塾の第3回セミナーを開催
━ IPセミナーと起業実務セミナーの2部構成で実施
          ■■■ JASVA第3回半導体ベンチャー起業塾 ■■■
                 「知的財産(IP)権利確保/起業実務について」

日時:2004年7月24日(土) 13時〜17時 (交流会 17:15〜19:00)
場所:霞ヶ関ビル25F (中央青山監査法人会議室)    東京都千代田区霞ヶ関3-2-5 
プログラム:
■ 第1部 「IPセミナー」
              〜起業後に、どのような知財権利確保を行えばいいのか?〜
13:00-13:45  「スピンオフベンチャーを起業して」
      高見沢一彦氏 ユーフォニック・テクノロジー梶@ 代表取締役社長
13:45-14:30  「VBの特許戦略」
      廣瀬隆行氏 阿部・井窪・片山法律事務所 特許部門 弁理士
14:30-15:15  「大学知財との付き合い方」
      吉国信雄氏 金沢大学 知的財産本部長
15:15-15:30 休  憩
■ 第2部 「起業実務セミナー」
               〜実際に起業するうえでどのような作業を行うのか?〜
15:30-16:15  「半導体ベンチャーを日本で起業したときに気を付けたこと、
         やるべきだったこと」

     小倉直志氏 潟eルミナス・テクノロジー 代表取締役社長
16:15-17:00  「起業の方法--これだけは知っておきたい成功への基礎知識--」 
         飯畑史朗氏 中央青山監査法人 社員 公認会計士
         
関 一則氏  中央青山PwCコンサルティング
              ビジネスサポート部アカウンティングサービス部長
   17:15-19:00   交流会
           司会: 釜原紘一 (JASVA事務局長)

  第3回JASVA半導体ベンチャー起業塾が7月24日、東京・千代田区の霞ヶ関ビルで行われた。

   第1部は
「IPセミナー」として“起業後に、どのように知財権利確保を行えばいいか?”と言うテーマの下、
   以下の講演が行われた。

1)  先ず実際にベンチャー企業を立ち上げた起業家の話として、「スピンオフベンチャーを起業して」と言うタイトルで、ユーフォニック・テクノロジー(株)代表取締役社長高見沢一彦氏が講演した。
  同社は(株)リアルビジョンとNEC システムテクノロジーの共同出資によるスピンオフベンチャーで、2つの親元の異なる特性を活かした起業スタイル。スピンオフベンチャーとしての利点を活かし、起業リスクを大きく低減。ベンチャーの連携を核に大企業〜官公庁〜大学〜投資家の間で人材の大還流が起こる事を目指すとのこと。
2) 次いで、IPセミナーの本題に入り、阿部・井窪・片山法律事務所の弁理士廣瀬隆行氏が「知財の戦略的活用法」と題して講演した。
 ベンチャー企業が特許も取らずに大手に技術を売り込みに行きすぐ真似された、他人の特許を無断で製品化し、莫大な損害賠償(例えば75億円)を請求され倒産した(賠償額は権利者の売上高で決まる)と言う例が紹介され、特許の怖さ、知的財産戦略の重要性を訴えた。
3) 金沢大学知的財産本部長の吉国信雄氏は「大学の知財との付き合い方」と言うタイトルで講演され、大学にとって特許は産業界との共通言語、産業界との真の対話ができる道具だ。企業と違うのは、特許を保有するだけで実施しなければ大学にとっては意味が無いということ。大学は自己実施できないので研究成果を企業に実施してもらって初めて意味を持つと指摘し、大学とベンチャー企業の連携の必要性を強調した。

 第2部は「起業実務セミナー」〜 実際に起業する上でどのような作業を行うのか?〜と言うテーマで
 次の2つの講演が行われた。
4)
最初は(株)テルミナス・テクノロジー代表取締役社長の小倉直志氏が「半導体ベンチャーを日本で起業したときに気を付けたこと、やるべきだったこと」と言うタイトルで講演した。
 小倉氏はNECでLSIの開発に従事していたが、1999年に同社を辞めて会社を設立、その実体験に基く具体的な話が中心。
 即ち、極力円満退社すること、企業秘密/特許などで後々トラブルにならないように気をつけることなどを強調。やめるタイミングは任されている仕事が綺麗に終わりそうで、且つ起業の準備が終わりそうな時期を選ぶこと。
 さらに、資金の準備、事務所選び、銀行口座の選定、登記事務、オフィス家具選び、設計環境の構築など細部に亘る具体的な話が一杯、起業を検討中の人には大いに参考になる内容だった。
第3回起業塾で講演する小倉氏
第3回起業塾で講演する小倉氏
5)   次いで「起業の方法〜これだけは知っておきたい成功への基礎知識〜」と題して中央青山監査法人社員で株式公開部公認会計士の飯畑史朗氏と中央青山PwCコンサルティング(株)ビジネスサポート部アカウンティングサービス部長の関一則氏が講演、
  はじめに成長戦略としての株式公開について、株式公開の目的、株式上場の実質基準、株式公開準備、株式公開に向けた意識の転換などの説明があり、次いで起業の方法−会社設立のプロセスとポイント−についての説明に移り、起業分野の調査(参入市場の分析、成長性分析、自己分析、etc)事業計画書の作成(企業理念、事業コンセプト、販売計画、生産計画、開発計画etc)、資金調達の方法(設立前、設立後)アウトソーシングの有効活用(具体的なアウトソーシング業務と受託会社例)などの起業実務の詳細の説明があった。

  以上で3回に亘る起業塾セミナーは終わり、JASVA内に設置される半導体ベンチャー創業支援チームが
 ベンチャー起業に関する相談に応じる事になっている。相談したい場合はsupport@jasva.org にメールすれば
 支援チームスタッフが対応する事になっている。
 相談料は無料だが、相談内容によっては専門家による有料相談もある。
 詳細はwww.jasva.org にアクセスを。
バックナンバー: 2005
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