|
|||||||||||||||||||
|
講演概要: 「米国のサブプライム問題の影響は米国の個人消費におよび、小売売上げICSC指標は07年4Qに大きく下がった。 但し、米国のリセッションは08年の上半期までと見る。アイサプライ・ジャパン独自算出のBBレシオは07年9月から 急速に悪化しているが、08年6、7月頃から上向く見込みである。ただ現状の電子機器需要はオリンピックイヤーに しては、過去に例の無いほど低迷している。現在以下に示すトレンドがあるが、日本の半導体メーカーはそれらに 対応できていない。 @半導体けん引役が広がっている。 A先進国市場からBRICs、VISTA(ベトナム、インドネシア、南ア、トルコ、 アルゼンチン)へ需要が移行して いるが、日本企業の活動は相変わらず国内市場中心だ。 B電子機器の製造はOEMからEMS、ODM主体へ移行しているが、日系企業は相変わらずOEM中心で、EMS/ ODMとの取引が少ない。また、電子機器のデザイン拠点を把握していない。 CiPhone、Wii、PND(Portable Navigation Device)等のヒット商品は先端半導体を使用していない。 最先端デバイスを必要としないアプリが増えているので、TSMCは65n以降のFabに対する考え方を変え、 巨大Fabを造らないようになった。 D今後は携帯電話が新たなインフラとして機能するようになるDRAM市場は、利益無きレースとなっており、 2008年中にはDRAMメーカー再編の動きがでるだろう。 NAND市場は2007年4Qより需給バランスは悪化しており、2008年4Qまで楽観できない。 低成長時代に入り、国内市場に閉塞感が出ている。電子機器の生産のグローバル化が進み、中国、東南アジア からベトナム、インド、東欧へ移りつつあり、部材調達も現地化しつつある。 半導体業界では、パナソニック/ルネサス、UMC/TI、シャープ/沖/TSMC、Freescale/Samusng等の組合せに よる再編の動きがある。 一方、流通ではアジア市場で台湾系部品商社WPGが圧倒的に市場を制覇しつつある。日系は売上、カバレージ、 インフラのいずれにおいても後れをとっている。 今後商社をめぐって、海外資本大手のWPGやArrow等と国内大手との合併、国内大手資本(豊田通商、三井物産、 兼松等)をベースとした合併、さらには中小商社(Paltek、加藤テック等)の連合などの動きが出てくると思われる。
米市場では、TVのブランドが90にまで急増し、その中で無名のVIZIOが2007年の米国市場で一時シェアトップに なった。 LCDTVのマーケットシェアは2007年Q3時点でサムソン17.3%、シャープ12.7%、ソニー11.3%、フィリップス10.6% 、LG電子8.5%だった。 プラズマTVの世界市場規模はLCDTVの15%程度(台数べース)だが、今後高い伸びが予測されている。 但し需給バランスは2007年4Qに崩れ、供給過剰が今年一杯続く見込みであり、平均販売単価も下落する見込み。 プラズマTVのマーケットシェアは2007年3Q時点で、パナソニック30.4%、サムソン20.2%、LG電子17.1%、 日立8.2%、フィリップス5.9%、パイオニア3.0%だった。 2007年時点でのLCDTVのI/Oレシオは ロジック60%、アナログ14%、メモリ14%、マイクロコンポーネント6%、 ディスクリート5%、オプト1%である。デジタルTV用ICメーカーは次に示すように多数存在する。 すなわち、デジタルTVカンパニー系ではTrident、Genesis、Pixelworks、LSILogic、アナログTVサプライヤ系では NXP Semiconductor Micronas、セットトップボックスカンパニー系ではAMD/ATI、Broadcom、Conexant、 STMicroelectronics、Zoran、インターフェイス系ではADI、Microtune、Pericom、Silicon Image、Techwell、Xceive、 Intel(Zalink)、アジア系ではMediatek、Himax、Novatek、Sunplus、MStar、Toshiba、Realtek、Renesas、Invista、 Hisens、スタートアップではSilicon Optix、Huaya Micro、enuclia、Vativ、Fresco Microchipである。 デジタルTV半導体はハイリスク、ハイリターンであり、短期的には高成長市場だが参入メーカーも多い。 市場はいずれ成熟し企業統合が進む。生き残る条件は、シングルチップ化と低コスト化の飽くなき追求、デジタルTV の主要ICの設計とシングルチップ化ができること、磐石なサポ−ト体制を有すること等である。 現在、TFTの新しい製造ラインはテレビに特化している。有機ELディスプレーではソニーが2007年12月に世界初 OLED11型テレビ「XEL-1」を発売したが、生産が間に合わず品薄状態になっている。 東芝松下ディスプレイテクノロジーは、2009年発売開始予定のテレビ用20.8型のAMOLEDパネルを発表した。 有機ELディスプレーTVは、OLEDの材料、低温ポリシリコン電極の歩留まり、OLED製造設備、プロセス技術歩留まり 等が課題となっている。 |
|||||||||||||||||||
| 本ページTopへ | |||||||||||||||||||
|
2008年の半導体およびFPD市場の動向・最新予測 『2008年半導体市場動向 〜日系メーカーの本格再編〜』 南川 明 氏 アイサプライ・ジャパン(株)副社長 『2008年FPD市場を展望する』 李 根秀 氏 アイサプライ・ジャパン(株)主席アナリスト
|
|||||||||||||||||||||||
| 本ページTopへ | |||||||||||||||||||||||