日本半導体ベンチャー協会誌
               
JASVAマガジン(2008年)
> バックナンバー
本文(JASVAマガジン)へ
2008年 Vol.29(Winter), Vol.30(Spring)Vol.31(Summer)、Vol.32(Autumn)
  日本半導体ベンチャー協会誌     JASVAマガジン   Vol.29  Winter.2008



JASVAマガジンVol.29 表紙
2008.Winter
CONTENTS  第29号 Winter.2008
 
巻頭言
    「
新年のごあいさつ

         住田 孝之  経済産業省 商務情報政策局 情報通信機器課長
                                      
詳細

特別レポートT
 
「200兆円展望の世界エレクトロニクスは
         ハイエンドとローエンドで二極化」
          (株)産業タイムズ 専務取締役編集局長 泉谷 渉
  
特別レポートU
 
「2008年の半導体産業:Neo-IDM時代の幕開け」

          マッコーリー証券 調査部 シニアアナリスト 島田 善弘
   
特別レポートV
 
「2008年のFPD市場を展望する

  〜FPD産業の革命を握るフラットTVの市場の行方〜
          
アイサプライ・ジャパン(株) 主席アナリスト 李 根秀
  
特別レポートW
 
「電子部品業界のマーケット動向 2008」

          
アイサプライ・ジャパン(株) 主席アナリスト 佐藤 譲


ベンチャーはこの技術で勝負する
  第23回 「マセマテック株式会社」 
        〜LSIの真の競争時代にSpinor技術で貢献〜
            マセマテック(株) 代表取締役 渡 雅男
  

New Member's Greeting           
   イムカ(株)メムス・コア(株)東芝マイクロエレクトロニクス(株)
          
          
 住田 孝之     経済産業省
     商務情報政策局 情報通信機器課長

新年のごあいさつ

    

  
住田 孝之(すみだ たかゆき)氏
 
1962年
1985年
1993年

1985年
1989年


1993年

1995年

1996年

1999年

2001年

2002年

2004年

2006年

2007年
9月〜
12月29日生まれ 45歳
東京大学法学部 卒
米国 ジョージタウン大学
国際政治大学院 卒
通商産業省入省
機械情報産業局情報処理振興課課長補佐
(1991〜93年米国留学)
環境庁長官官房総務課
課長補佐
産業政策局総務課
課長補佐
産業政策局企業行動課
課長補佐
資源エネルギー庁総務課
法令審査委員
経済産業省 企画官
(国際経済担当)
経済産業省 企画官
(経済連携担当)
経済産業政策局
知的財産政策室長
産業技術環境局
技術振興課長
現職
 著作・論文等
1987年
1998年

2003年


2005年


2006年



2006年





2007年




2007年
改正特許法解説(有斐閣)
法人課税改革
(東洋経済新報社)
東アジア経済の一体化と
政策としての東アジア経済
連携((財)日本国際問題研究所
逐条解説不正競争防止法
(平成16・17年改正版)
(有斐閣)
「知的資産経営報告」で
価値創造ストーリーを示せ
(週刊金融財政事情2006.5.1-8号、(社)金融財政事情研究会)
A New Wave of Intellectual
Assets based Management from Japan”, Capital immaterial, connaissance et performance, A. Bounfour 編 Editions L’Harmattan, 2006
日本の知的財産戦略の指針
とは?〜イノベーションに
よる価値実現に向けて〜
(特許Q&A大全集 〜電機・化学編〜、鰹報機構)
地域に活気、日本に元気
(財団法人 経済産業調査会) 等
 
  新年を迎えるにあたりまして、一言ご挨拶申しあげます。
 
  我が国経済が堅調な状況を続けている状況で2008年をスタートすることができた
 ことは、昨年からこの分野の担当となりました私にとって、幸運なことと思います。
  海外では、昨年米国におけるサブプライムローン問題が大きな懸念材料となりまし
 たが、これまでのところ致命的な状況には至っておりません。 逆に、欧州やBRICS
 諸国の空前とも言える好調な状況が、国内の好調とともに我が国企業や経済の力
 強い支えとなっています。 こうした中で北京オリンピックの開催といったイベントの
 影響を含め、世界のFPD市場、それに関連する部品市場も今後さらに量的に拡大
 していくことが予想されます。 我が国企業にとっては大きなチャンスでもあり、
 また、真価が問われる局面を迎えるとも言えるでしょう。
   
  国内では、昨年来、半導体ロジックなどの分野において事業再編を進める動きが
 加速しております。 この動きは、企業数の問題というよりも、強みや個性を組み合
 わせることによって当事者の双方がメリットを得ることができるようなコラボレーション
 を実現しながらグループ化していく過程であると考えるべきものです。
  大規模な設備投資の判断を迅速に行う必要がある産業においては、過当競争で
 疲弊する結果とならないためには、国内では2〜3程度のグループというのが数とし
 ては限度でしょう。 昨年来の事業の再編は、今後こうした方向でより大きな動きが
 起きていくことを予感させる動きでもあり、それが実現すれば、我が国経済全体にも
 大きな前向きのインパクトを与えることになるでしょう。
  
  こうした流れの一方で、個々の企業の競争力は、差別化を実現し、それにユーザ
 が賛同するような状況を作れるかどうかにかかってきています。 まさに、イノベーシ
 ョンの能力、新しいアイディアを形にして広めていく能力の重要性が一層高まっている
 と言えるでしょう。
  
  新しいアイディアを形にしていくことは、リスクを伴うものですが、大きな企業では
 当初予想される市場規模が小さい場合には、その投資判断を躊躇することから、
 そこにベンチャー企業の能力の発揮が期待されます。 従来のベンチャー企業は、
 特に技術に依拠して、それを製品にして市場に訴えていくというサプライサイドの
 論理、技術の論理で動いていた傾向が強かったものですが、現在求められている
 のは、新しい目の付け所であり、それが新しいイノベーションの時代の特徴でもあり
 ます。 そこでは、技術に加え、それを活用するビジネスモデルがますます重要に
 なり、他社には真似できないような個性を活かした事業のやり方、すなわち知的資産
 経営 をできるかどうかが、大企業だけではなくベンチャー企業の成否を握っている
 とも言えます。
   
  また、イノベーションを生む端緒となる「新しい目の付け所」は、日常的なある意味で
 マンネリ化したお付き合いからは、なかなか生まれるものではありません。異なる
 知が集まって、そこに集まった人たちがお互いに刺激されあって、初めて新しい知
 の融合が生まれるものです。 経済産業省では、そのような場を目に見えるもので
 あれ、バーチャルなものであれ、インテレクチュアル・カフェと称して、企業や地域
 が自ら取り組むそうした活動を奨励していますが、人が集まれば新しい発想が生ま
 れるというものではありません。 仲介役やリーダー、テーマ設定の仕方、コミュニ
 ケーション能力など、様々な要素があって、イノベーションにつながるような知の融合
 が生まれるものです。 JASVAは、志を持った人たちが集まる場であり、その人たち
 の能力をうまく結集していくコーディネータの存在や、やる気を起こさせるようなテーマ
 の設定といった必要条件が満たされれば、大きな成功の種となるようなものが生ま
 れる可能性が高まります。 これからの時代をリードしていく場として、JASVAがます
 ます求心力のある活動をされ、具体的な成果を挙げて行かれることを祈念しています。
  
 ……………………………………………………………………………………………
   http://www.meti.go.jp/policy/intellectual_assets/index.html 参照
 
本ページTop
     
   
  日本半導体ベンチャー協会誌     JASVAマガジン   Vol.30  Spring.2008



JASVAマガジンVol.30 表紙
2008.Spring
CONTENTS  第30号 Spring.2008
 
巻頭言
    「
SEMIジャパン代表就任にあたって

         中川 洋一  SEMIジャパン代表
                                      
詳細

特別レポートT
 
「半導体ベンチャーの勝ち残り経営学
    
      〜シリコン・サイクルの波を越えて〜
          日本アジア投資(株)、  アーズ(株)、
          沖電気工業(株)、     (株)東設
  
特別寄稿
 
「アナログ回路設計技術者育成」

          大阪大学大学院工学研究科  教授 谷口 研二
   


ベンチャーはこの技術で勝負する
  第24回 「株式会社 レグラス」 
        〜画像処理技術で21世紀に貢献〜
            (株)レグラス 常務取締役 技術本部長 岡林 浩次
  

 New Member's Greeting              
   TOOL(株)(株)KSK(株)システムアドフォース
  
 JASVA Day OSAKA 2008 開催のお知らせ
  
 JASVA Day 東北 開催のお知らせ
          
          
       中川  洋一   SEMIジャパン
                        代表

SEMIジャパン代表就任にあたって

    

  
中川 洋一(なかがわ よういち)氏
    
1949年
(昭和24)8月18日 生まれ
1973年
(昭和48)3月
武蔵工業大学工学部
電子通信工学科 卒業
     
【主要職歴】
1976年

1985年


1995年

1996年


2006年



2008年
昭和51)12月
東京エレクトロン株式会社 入社
(昭和60)6月
アプライドマテリアルズジャパン株式会社 入社
(平成7)1月
GEキャピタル・ジャパン 入社
(平成8)10月
ヘリックステクノロジー株式会社
代表取締役社長 就任
(平成18)1月
ノヴァ・メジャリング・インストゥルメンツ株式会社 代表取締役社長 就任
(平成20)1月
SEMIジャパン 代表 就任

            現在に至る
 
  日本のプロ野球の開幕は3月ですが、毎年キャンプインの時期の2月には新監督
 の動きが注目されます。 今年は、日本ハムに梨田氏、西武に渡辺氏、ヤクルトに
 高田氏が新監督に就任。それぞれ、「新生」、「再生」、「育成」というテーマを掲げて
 いるようです(日経平成20年2月2日版)。
  
  小職は、平成20年1月1日付でSEMIジャパンの新代表に就任致しました。その職
 とプロ野球の監督とを同列で見るのは正しくありませんが、新しいリーダーという点
 では、相通じるところがあると思います。
  
  SEMIは、全世界の半導体製造装置および材料メーカーのグローバルな工業会
 です。その工業会に属している企業(SEMIではそれらをメンバー企業とお呼びして
 います)は、世界各地で生産する半導体デバイス・メーカーがお客様であり、ボーダ
 ー・レスのビジネスを展開されています。 また、メンバー企業には半導体製造装置
 に組み込まれる部品やサブ・システムを製造されている企業も含まれ、同様にグロ
 ーバルなビジネスを行っていらっしゃいます。 国際的工業会であるSEMIの価値が
 そこにあります。
  
  さて、そのようなメンバー企業様はSEMIジャパンの新しいリーダーに何を期待され
 ているのでしょうか? 
  
  SEMIの最大のミッションは、メンバー企業様へのサービスを通じてそれら企業様、
 延いてはその企業様が参入されていらっしゃる産業界の発展に寄与することです。
 近年、メンバー企業様の参入分野は半導体製造市場からFPD、太陽光発電、
 MEMS、ナノテクノロジーなどに広がっており、それに対応してSEMIのサービスも
 多様化しております。 展示会、セミナーの開催、スタンダード活動、市場統計デー
 タの提供、さらにEHSやIPなどのアドボカシー活動などを通じて、業界のみなさま
 へのご活躍の機会を提供させて頂いていますが、これらの活動の多くはそれぞれ
 の委員会により成り立っており、メンバー企業様からご参加頂いている多くの委員
 の方々の貴重な貢献なくしてSEMIの活動は成り立たず、大変感謝しております。
  SEMIジャパンには40名ほどの専従スタッフがおりますが、SEMIはそれら活動の
 事務局役を担わせて頂いております。
  
  JASVA殿の設立趣旨である「半導体ベンチャー企業の経営や事業提携に関する
 知識の普及、資金調達機会の拡大、人材確保機会の拡大その他事業環境の改善
 を図ることにより、起業家精神の涵養を図りつつ、半導体産業の総合的な発展を
 促進し、もって我が国経済の発展と国民生活の向上に寄与すること」の推進におい
 て、前述のSEMIからの各種サービスをご活用願えれば幸いです。 
  
  さて、冒頭疑問への解の模索ですが、SEMIジャパンの新しいリーダーに期待されて
 いることがらは、「新生」、「再生」、「育成」のすべてではないでしょうか。
 メンバー企業様が求められる新たなサービスの提供という「新生」、今までのSEMI
 からのサービスをさらに改善するという「再生」、そしてより高い効率で充実した
 事務局サポートを提供できるSEMIスタッフの「育成」が小職に与えられたチャレンジ
 ・テーマであろうと捉えております。
 
  JASVA殿の益々のご発展を祈念させて頂くと共に、相変わらぬSEMIへのご支援
 とご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
       
本ページTop
      
バックナンバー:2008 | 2007 |
    20062005 |
2004
   2003 | 2002 |〜2001